3月11日_鳥山畜産食品(株)様_農商工連携 2

おはようございます、
中小飲食店専門コンサルタント 中小企業診断士 (有)三峰プロジェクト 鈴木秀樹です。

 

◆「鳥山畜産食品(株)」様の取り組みを通して、牛肉業界の基礎知識の整理です

 100321_鳥山畜産食品(株)_表紙200
▲画像をクリックするとpdfが開きます

  • 一貫生産って?
  • 和牛、、交雑牛、国産牛って?

このあたりを整理してみましょう。
実は、このネタは「セミナーの雑談」としては、非常に盛り上がる内容なんです。

今日のブログでは、「一貫生産」から・・・。

 

◆家畜農家は、「繁殖農家」と「肥育農家」に大別されます

家畜農家と言っても、上記のように大きく2つに大別されるんですねぇ・・・。

  • 繁殖農家:メス牛に、仔牛を産ませる農家

牛に妊娠期間も人間と同じ約10カ月(厳密には285日)・・・。
仔牛が生まれると、初乳だけ吸わせて、すぐに親子を離します

  • 何故って?

仔牛を育てていると発情しないからです(ママになってしまうんですね)。
そんなことで、仔牛と離れて2カ月もすると、次の発情期が訪れ、種付け(人工授精)で妊娠期に入ります。
つまり、

  • 「1年に1頭」産ませる(=生産する)

のが繁殖農家の仕事です。

 

◆「生産」って書きましたが、畜産農家にとっても生産性向上が収益性に直結するのです

生産」って、書きましたけど、農業も生産性追求が損益に直結するんですね。
つまり、仔牛価格が「約40万円」だとすると、

  • 上記の通りの12ヶ月サイクルであれば「¥33,333/月
  • これが1カ月ずれ込むと「¥30,769/月

これが、「設備生産性(?)」となり、比較すると、

  • ▲7.7%の生産性低下

となる訳です。
(設備生産性は、財務分析上では「付加価値額/有形固定資産」であるので、上記表現は比喩的に読んでもらいたい)

ですから、とにかく出来る限り「常に妊娠状態」、工場設備でいえば「フル稼働状態」にしておかなくてはならないんですね。
当然、これに、仔牛の「血統」「健康状態」「大きさ」などの「品質向上」に取り組むことで、より高く「商品(仔牛)」が売れるわけです。

肥育農家」は明日のブログにて・・・。

 

農業においても、生産性追求が課題となっている

 

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このブログ記事について

このページは、飲食店コンサルタント 鈴木秀樹が2010年3月21日 06:00に書いたブログ記事です。

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