3月11日_鳥山畜産食品(株)様_農商工連携 9

おはようございます、
中小飲食店専門コンサルタント 中小企業診断士 (有)三峰プロジェクト 鈴木秀樹です。

 

◆牛肉の格付けについて、詳細にご説明しておきましょう。

100327_鳥山畜産食品(株)様_牛肉の格付け

昨日のブログで、「牛肉の格付け」は、

  • 歩留まり等級
  • 肉質等級

この2軸で決まる、とご説明しました。
今日は、この2軸の基準を詳細にご説明しましょう。

 

◆まずは、「歩留まり等級」から・・・

端的に言えば、

  • 枝肉重量に対してどの程度の部分肉が得られるか

ということです。
業界では、詳細な計算式に従って、評価しています。

100328_鳥山畜産食品(株)様_歩留まり基準
▲クリックすると、(社)日本食肉格付教会様のHPにジャンプします

 

この式に従って、計算した上で、下記のように判断しています。

100328_鳥山畜産食品(株)様_歩留まり判断
▲クリックすると、(社)日本食肉格付教会様のHPにジャンプします

 

基準としては、シッカリと確立している感じですよね。
歩留まり」って言う概念自体は、生産サイドの「生産効率」の問題ですが、ひいては、

  • 消費者の購入価格

にストレートに反映されることを思えば、納得できる基準です。

 

◆では、「肉質等級」はどうか・・・

肉質等級」に関しては、以下の4項目について、詳細に評価されます。

  • 「脂肪交雑」
  • 「肉の色沢」
  • 「肉のしまりときめ」
  • 「脂肪の色沢と質」

そして4項目の総合的な判定から最終的に肉質等級が決定します。
さらに、それぞれの項目を詳細にみてみると・・・、

  • 脂肪交雑」:霜降の度合いを表しています。 BMS(ビーフ・マーブリング・スタンダード)という判定基準があり、これによって評価されます
  • 肉の色沢」:肉の色と光沢を判断します。「脂肪交雑」と同様に、肉の色にはBCS(ビーフ・カラー・スタンダード)という判定基準が設けられています。 一般的に鮮鮭色が良いとされています。 また光沢については見た目で評価されています
  • 肉のしまりときめ」:見た目で評価されます。 肉のきめが細かいと柔らかい食感を得ることが出来ます
  • 脂肪の色沢と質」:色が白またはクリーム色を基準に判定され、さらに光沢と質を考慮して評価されます 

なるほどなるほど・・・、
少し、分かってきましたねぇ・・・。

明日、もう一日掛けて、「牛肉の格付け」についてご説明していきます。

 

歩留まりは、生産効率という媒介を経て、
「消費者の購入価格」につながっていく

 

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このブログ記事について

このページは、飲食店コンサルタント 鈴木秀樹が2010年3月28日 06:00に書いたブログ記事です。

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